なぎたその音楽と戯言

音を楽しむ、言で戯れる

朝の拠る

 

 

 

隣で寝息を立てた 僕のかつての恋人が

幸せそうな顔して 夢を見ている

醒めないでと願って 目を蓋しても

残酷な朝日が 突き刺して冷める

 

会ってるのに 「会いたい」 なんて 言ったとき

君は いつだって 未来を見ているものだと

泣いている君の目は 嘘をついていなかった

 

ふたりして 空を見上げた時に

綺麗な月が 踊っていた夜に

優しい時間と 暖かい右手の記憶が

忘れることが できるはずがない

ずっとこのまま 暗闇の中で溶けていたかった

 

会ってるのに 「会いたい」 なんて 言ったとき

君は いつだって 未来を見ているものだと

泣いている君の目は 嘘をついていなかった

 

君は変わってしまった あの頃はもうない

いいや、僕が変わっただけ 君は変わらない

この気持ちも 何時まで経っても 変わらない