なぎたその音楽と戯言

音を楽しむ、言で戯れる

忘却曲線

 

 

 

記憶は時が経って 薄れて 揺らいで

濡れて 消えて 呆れて 果てる

 

リメンバー ユー

君の中に 僕はもう居ないけど

僕は 君のことを 覚えているよ

記憶が残って 存在が消えた夜に

「愛している」 と 投げっぱなしの夜に

 

あの日の あの夜だけが 貴方に縋って

 

記憶は時が経って 薄れて 揺らいで

濡れて 消えて 呆れて 果てる

いつか 忘れる時を 待っている

 

夜に駆けて、酒で割って

導き出した応えは 反比例の線だけ

 

緩やかに 滑らかに 縁を描いて 堕ちていった