なぎたその音楽と戯言

音を楽しむ、言で戯れる

金魚と踊り子

 

 

 

在り来りな 毎日を過ごす中に

カレンダーにつけた 赤丸印

感情が月日を 追い越していく

 

ト音記号の奏でる ピアノと、

カクテルを飲み干す 男女の連れに、

バーのネオンが 瞬きしている。」

なんて

微笑 苦笑 嫌々でしょう?

 

だから

待って 飼って 味気ないって

わたし あなたを 欲してるって

何度言っても 叶わないって

そんなのとっくに分かってるって

 

抱いて 頬だけにキスなんて

そんなの 勿体無い 無い? nightを

求めて  身体に手を回す だけ

なんて? 聞こえないから

だから もっと 近付いて 

私と 今日だけ 踊りませんか

 

巡る廻る 日常を過ごす中に

頭に付けた 髪飾りが光る

先を丸く尖らした 髪が揺れる

 

「8部休符と 4部休符がダンスして、

ワインレッドの絨毯に 色気を零して、

ダーツのシャフトが こちらを見ている。」

なんて

微傷 苦症 懲り懲りでしょう?

 

だから

俟って 勝手 早すぎるって

わたし あなたを 愛してるって

何度盛っても 惚れてないって

そんなのとっくに分かってるって

 

撒いて 私だけの物なんて

そんなの 物足りない? 無い? knifeを

隠して 身体を引き寄せる だけ

なんて? 味気ないから

だから もっと 近付いて

私と 今日だけ 忘れませんか

 

構って 泣いて 黙って 無い手

からしたら ただの金魚姫

信じて 切って 返して 切る手

今夜 わたしで満たしてあげる

 

抱いて 口だけにキスなんて

そんなの 勿体無い 無い niceに

愛して  身体に手を回す だけ

なんて? 聞こえないから

だから もっと 近付いて 

私と 今日だけ 踊りませんか

 

最後に 私と 踊りませんか