なぎたその音楽と戯言

音を楽しむ、言で戯れる

2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧

M. 僕の身つくる月と太陽

作った欠片達は 無視できないで 僕の頭を占拠して 逃がしてはくれない 真実だけを知った子は 大きくなり 僕は 初めての愛の理由を 教わった 未来へ希望を 見い抱した君は 嘘つきだと 吐き捨てて 消えていった 瑞を浴びて起こした 朝日が 心を突き指して 痛く…

N. 凪に慣れない

僕を 見失った人から どうか幸せになって なんて 暴言を吐かれて 測られた 幸せの意味を 探す途中で 雨が降る 海の月を見た 欠けた願いを 神様は 余所見した 雲が抜け 雨が止んで 無風が続き 喧騒させた海の心が 落ち葉のように ひらひらと堕ちていく 僕はま…

A. 昇り月、君降る夜

同じ月を 見ているだろうか 君は何してるかなんて 想像してみて 僕は ミルクティーを飲んだ 時間は ほのかに甘く流れて 温度は しばらく上がっていく 雲の流れを 指で追って 君の嘆きを 今、知った 術を探して 無力を知った A