なぎたその音楽と戯言

音を楽しむ、言で戯れる

October

 

 

 

October the mellow time

落ち着く 部屋の窓際

咲いている 花弁のひとつ

本を開いて 愛を探す 昼下がり

 

走る車に 魔法をかけて

葉に変えて 吹き飛ばそう

少しは 楽しい世界になるだろう

後始末は 神に任せて

僕らは 公園で 遊ぼうか

 

掠れた新聞紙 敗れた阪神

時代を遡り 見えた首相の発表

たかが功績なんて されど

今の自分を作って 囲って

黙っていたけど 話そうか

 

October the night goes on

月明かり 街のたたずまい

止まっている 時計塔

黒に化けた 自分を見つめ

ピースをかざし 探す 夜明け前

 

神様の居ない間に 次の悪戯を

企み 笑う仲間の顔が 思い浮かぶ

次は 何に変えようか

次は 何に変わるだろうか

難易度を 度外視して 見ていた

 

荷物を運び 詰め入れ 一礼

持ち出した 過去は

古すぎないか それだけが

ただただ 心配で 忘れないだろうか

この日を この夕日を

 

カノン進行が 流れる

止まらないように

点線を 繋ぎ合わせて

思い出している

8番目の月 光り輝く

 

October the empty season

木漏れ日 変わりゆく

自然に 変わる 気持ち

流れている 流れている

季節に 追い付けない 

 

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