なぎたその音楽と戯言

音を楽しむ、言で戯れる

飾らない日々

 

 

 

君と 出会ってから

幾つ 歳を重ねただろう

君と 付き合ってから

幾つ 季節が巡っただろう

 

どんな苦しみも 分かち合い

どんな悲しみも 分かり合い

愛に 溢(あふ)れた空気を

僕は 幸せに吸い込んでいた

 

重ならない日々を 重ねて

飾らない日を 玄関に飾った

笑っている 君の顔を

大切にしたいと 思っているよ

 

君と 好き合ってから

幾つ 年を重ねただろう

君と 愛し合ってから

幾つ 四季を折っただろう

 

どんな憎しみも 分かち合い

どんな涙も 分け合ったよね

愛に 溢(あぶ)れた空気は

僕の 淵から溢(こぼ)れていた

 

重ならない日々を 重ねて

飾らない日を 玄関に飾った

笑っている 君の顔を

大切にしたいと 思っていたよ

 

傘ならいらない

土砂降りの雨も 恐くない

歌詞に混めない

分解されて 浮いている

 

優しい君のことだから

自分を責めているんでしょう

気にしないでいいんだ

敵は 僕だけで十分だから

 

重ならない日々を 重ねて

飾らない日を 玄関に飾った

笑っている 君の顔を 心で

大切にしたいと 思っているよ

 

伏せた木の端に 埃がひとつ

僕は それを見ないふりをして

鍵を閉め 振り返らずに 歩いた