なぎたその音楽と戯言

音を楽しむ、言で戯れる

ボタニカル

 

 

 

君の考えについて調べた。

本にもネットにもなくてさ。

人気に模様などないさ。

柄にもなく踊ってみただけ。

 

気の迷いで片付けてしまう。

損な世界だね、こんな気持ち。

大切にしなよ、自分の考えを。

一つとして同じものはないから。

 

満開になって、告げようよ。

好きも嫌いも大事なことだろう。

残ったものを数えて、

数え終わる頃に、分かることだから。

 

寝ずに朝になって、確かめた。

当然、僕が悪いよ。わかってる。

今夜は雨模様みたいだって。

傘を置いて、髪を濡らした。

 

積もる話は、いつか解けるか。

芽吹く先に閉じた僕の思考。

ニットとセーターの2人と恋。

ノルディック柄も、かわいいよ。

 

白銀になって、色付けようよ。

酸いも甘いの日常も、残るから。

枯れた落ち葉を拾って、

もう一度、落としたら分かるから。

 

騙したマスクに、涙の滴が滲みる。

淡白な色彩、季節を待たずに、

カモフラージュしたつもりだった。

フェアに戦い、縞を繋げてさ。

 

満開になって、告げようよ。

残したものを、大切にするよ。

溶けて流れても、

ただただ、見つめているから。