なぎたその音楽と戯言

音を楽しむ、言で戯れる

馬鹿みたいに

 

 

 

もうこんな時間 夜が少なくなるに連れ

あのときの後悔が 頭の中を濃くしていく

 

友達から恋人になった瞬間 覚えてる?

あの何とも言えない空気感 照れくさかった

 

馬鹿みたいに 騒ぎ合った仲だから

言いたいことも 全部言えた?

馬鹿みたいに また笑い合えたら

今日も 思い出してしまうよ

 

あの頃なんて 浸ってしまうよ

 

もう終電だから 駆け足で駅に飲み混まれ

近くなって 映るガラスに 染まった頬

 

態度が変わって 照明がついても

信じれなかったよ 目の前の現実には

 

馬鹿みたいに 好きだったよ

周りが見えなくなってしまうほど

馬鹿みたいに 幸せな日々だった

隣に居るのが 当たり前になっていた

 

「馬鹿みたい」 と言うと 君は怒ったっけ

今では もう言わなくなった なんでやろ

 

月日が経って 温くなったふたりに

待ち受けていた 涙の卒業式

賢くなって 騙されたわたしに

気付かない貴方は 最後まで バカ

 

馬鹿みたいに 笑い 逢えたら

私たち 何か変われるのかな

馬鹿みたいに 泣いてしまうのかな

変わってしまった貴方を見つけて

 

欠点が好きだったこと 話せなかった

無理に幸せにならなくても

あとで気付くくらいが 丁度いいから

出会ってくれて ありがとうね

 

忘れないから