なぎたその音楽と戯言

音を楽しむ、言で戯れる

ごめんね

 

 

 

今日が終わり、沈んでいく。

靴の先が部屋に向き、

散らかした服が、服と重なる。

お風呂に入ることが面倒だ。

 

過ちは繰り返す、自信がない。

許されても、僕は許さないよ。

水に流せるのなら、流した。

この油は、汚く虹色に光っている。

 

怒る前に謝るのは、

君から逃げている証拠だから。

ごめんね、こんな僕で。

何もしてあげられないんだ。

 

明日が始まり、沈んでいく。

眩しい朝陽に目が眩み、

手帳に書いた文字を潰す。

人と話すのが疲れる。

 

罪な罰が張り付いて、剥がせない。

聴されても、僕は聴さないよ。

ゴミに出せるのなら、出した。

燃えもしないゴミになった僕は。

 

起こる前に謝るのは、

君から逃げている証拠だから。

ごめんね、こんな僕で。

何もしてあげられないんだ。

 

口を衝いて出た言葉は、

言葉の綾、彩って映ったもの。

嘘じゃないよ、

君には僕が居るじゃないか。

 

君を包むための僕の腕は、

少し下手で短かった。

試されていたんだろうか、

試していたのは僕だろうが。

 

好きだけで好きになれたら、

こんなに幸せなことないだろうね。

 

怒る前に謝るのは、

君から逃げている証拠だから。

ごめんね、こんな僕で。

何もしてあげられないんだ。

 

ごめんね、何もできなくて。

こんなことしか言えなくて。

 

「すきだよ。」