なぎたその音楽と戯言

音を楽しむ、言で戯れる

相思奏愛

 

 

 

「寂しい」 を埋める 夜のはなし

二番煎じに 要はなく

下位互換には 目が入らない

いつだって 純正の君を待っている

あなたじゃないと 意味がないから

あなたじゃないと 必要としないから

 

自分のものにされない 自分の話を

大事に梱包して ラッピングして

私の住所に 送り返して くれている

過去と 時間を 同時に忘れて

甘い空気が 漂うふたりの間柄

 

相思奏愛 想いは同じで

波長が合うから 安心できて

呼吸が合うから 酸素が吸える

求めるけれど 求めないように

尽きない夜空に 愛を奏でる

 

「苦しい」 を埋める 夜のはなし

誰かに向けた 私の言葉を

どうでもいい 誰かに気付かれて

声を掛けて来て欲しいのは 君じゃない

声を掛けて来ないような 君が好きだから

 

「いつもありがとうね」

「何もしてないよ」

「そういうところがね」

「何のことかな」

ズレる会話とは 裏腹に

一致する気持ちが 強くする

  

相思奏愛 君を見ていると

胡蝶が舞うから 儚さ溢れて

面倒を問うから 意見が言える

求めるけれど 求めないように

尽きない夜空に 愛を奏でる

 

脆い世界で いつでも消える世界で

君に出会えて 本当に良かった

あの時間 あの場所で 巡り会えた

未来を変える 分岐点となって

恋人でもない関係が 意味するもの とは

 

相思奏愛 想いは同じで

波長が合うから 安心できて

呼吸が合うから 酸素が吸える

求めるけれど 求めないように

尽きない夜空に 愛を奏でる

 

相思奏愛 君を見ていると

胡蝶が舞うから 儚さ溢れて

面倒を問うから 意見が言える

求めるけれど 求めないように

尽きない夜空に 流星が流れ

君の隣で ふたり同じく 愛を奏でる