なぎたその音楽と戯言

音を楽しむ、言で戯れる

愛勿れ人如き

 

 

 

返してと 願ったって

勝手にしたことなんだよね

それは そうだけどさ

愛していたのは 自分だけ

何を 私にくれたんだろう

愛してくれたのは あなただけ

 

星さんよ ああ星三、四

夜空に浮かぶ 横向いた月

人の成り立ちを 調べてた

楽して 生きていたいよな

 

そんなことよりさ

転職しようか 迷ってる

天職なんてさ 見つからないよ

いや もう 見つかってるけど

社会が 許さないんだよ

許さないよ めんどくさいな

 

返してと 願ったって

勝手にしたことなんだよね

それは そうだけどさ

愛していたのは 自分だけ

何を 私にくれたんだろう

愛していたのは わたしだけ

 

愛にキャッチで 会いに来てよ

構わないよ 構ってくれなくても

自分で 人を作ってるんだよ

たまには 欲しいけど

いや 嘘 欲しいはずないよ

一人で生きていくと 決めたんだ

 

そんなことよりさ

あいつは 結婚したらしい

ハートの 絵文字で 送ってきた

良かったじゃん 幸せそうで

黒いハートで 返事した

最低な友達だな 自分なら切ってんな

 

返してと 願ったって

勝手にしたことなんだよね

それは そうだけどさ

愛していたのは 自分だけ

何を 私にくれたんだろう

愛してくれたのは あなただけ

 

金八に習い 三パチで負けて

間髪入れずには 要られないよな

見返り求めて 日帰りになって

様変わりした 僕とあんたは

匙を投げて 人に嘆いて

愛を貶すしか なんにもないんだ

 

返してと 願ったって

勝手にしたことなんだよね

それは そうだけどさ

愛していたのは 自分だけ

何を 私にくれたんだろう

愛していたのは わたしだけ

愛してくれなかったのは あなただけ