なぎたその音楽と戯言

音を楽しむ、言で戯れる

1st album「花に嵐、後に凪」

 

 

 

1st album「花に嵐、後に凪」2023.7.9

 

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ごめんね

詩と詞について。

影が響く

互い得ない

윤슬(ユンスル)

耿点

灯台の少年

テセウスの船

僕が優しい理由は

 

 

 

ごめんね - なぎたその音楽と戯言

詩と詞について。 - なぎたその音楽と戯言

影が響く - なぎたその音楽と戯言

互い得ない - なぎたその音楽と戯言

윤슬(ユンスル) - なぎたその音楽と戯言

耿点 - なぎたその音楽と戯言

灯台の少年 - なぎたその音楽と戯言

テセウスの船 - なぎたその音楽と戯言

僕が優しい理由は - なぎたその音楽と戯言

凪 - なぎたその音楽と戯言

 

 

 

影が響く

 

 

 

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ふと後ろを見ると、影ができていた。

踏んで、踏んで、踏んで、

気付けば後ろに後退していた。

逆走したって、誰も教えてくれない。

 

ふと後ろを見ると、影ができていた。

触れたくて、屈んで、

冷たい地面を、指で触った。

湿った凹凸は、過去に似ていた。

 

ふと後ろを振り返ったら、

拭えない陰ができていた。

僕は、残念だ。影しか踏めない。

夜は、最高だ。影しかないから。

 

ヘッドライトとテールランプ。

自販機と街灯に集まるユスリカ。

24時間コンビニ。点滅する信号。

何より、この美しい月明かり。

 

影ができる条件は、光があるから。

僕が遮って、僕の影ができる。

夜光になりたかった。

夜行になって、歩いている。

 

日が落ち影が伸びる、背はもう伸びない。

この詩も響かない、もう君には響かない。

 

 

 

ボタニカル

 

 

 

君の考えについて調べた。

本にもネットにもなくてさ。

人気に模様などないさ。

柄にもなく踊ってみただけ。

 

気の迷いで片付けてしまう。

損な世界だね、こんな気持ち。

大切にしなよ、自分の考えを。

一つとして同じものはないから。

 

満開になって、告げようよ。

好きも嫌いも大事なことだろう。

残ったものを数えて、

数え終わる頃に、分かることだから。

 

寝ずに朝になって、確かめた。

当然、僕が悪いよ。わかってる。

今夜は雨模様みたいだって。

傘を置いて、髪を濡らした。

 

積もる話は、いつか解けるか。

芽吹く先に閉じた僕の思考。

ニットとセーターの2人と恋。

ノルディック柄も、かわいいよ。

 

白銀になって、色付けようよ。

酸いも甘いの日常も、残るから。

枯れた落ち葉を拾って、

もう一度、落としたら分かるから。

 

騙したマスクに、涙の滴が滲みる。

淡白な色彩、季節を待たずに、

カモフラージュしたつもりだった。

フェアに戦い、縞を繋げてさ。

 

満開になって、告げようよ。

残したものを、大切にするよ。

溶けて流れても、

ただただ、見つめているから。

 

 

 

馬鹿みたいに

 

 

 

もうこんな時間 夜が少なくなるに連れ

あのときの後悔が 頭の中を濃くしていく

 

友達から恋人になった瞬間 覚えてる?

あの何とも言えない空気感 照れくさかった

 

馬鹿みたいに 騒ぎ合った仲だから

言いたいことも 全部言えた?

馬鹿みたいに また笑い合えたら

今日も 思い出してしまうよ

 

あの頃なんて 浸ってしまうよ

 

もう終電だから 駆け足で駅に飲み混まれ

近くなって 映るガラスに 染まった頬

 

態度が変わって 照明がついても

信じれなかったよ 目の前の現実には

 

馬鹿みたいに 好きだったよ

周りが見えなくなってしまうほど

馬鹿みたいに 幸せな日々だった

隣に居るのが 当たり前になっていた

 

「馬鹿みたい」 と言うと 君は怒ったっけ

今では もう言わなくなった なんでやろ

 

月日が経って 温くなったふたりに

待ち受けていた 涙の卒業式

賢くなって 騙されたわたしに

気付かない貴方は 最後まで バカ

 

馬鹿みたいに 笑い 逢えたら

私たち 何か変われるのかな

馬鹿みたいに 泣いてしまうのかな

変わってしまった貴方を見つけて

 

欠点が好きだったこと 話せなかった

無理に幸せにならなくても

あとで気付くくらいが 丁度いいから

出会ってくれて ありがとうね

 

忘れないから

 

 

 

Error

 

 

 

愛想を突かせて 攻め立てた

言葉に裏を持たせて

気持ち無沙汰に 爪立てた

空いた手で 何をモとうか

 

矛盾に違いない 潤沢にあるか

勘違いしないで 誰でもなんて

あることないこと あるだけだから

エン活剤で滑らないように

 

脳内Errorに 身体弾ませ

ガバに馬鹿騒いで

適当 バグが見つかって

もう遅いよ 見えなくなった

 

404号室に待ち合わせ

夜にツキは付きものだって

昼にヒは無くてもいいからさ

結局 自分勝手に判断して

 

柵でカコって ヒモで縛って

本当にしたかったことなの

綺麗だったよ そんな言葉すら

エラーで書き消してね

 

咥内Errorに 心躍らせ

マキナで破壊して

適当 フリーズにプリーズ

もう遅いと 言い 切った

 

愛を削り 鰹節のように愉楽

揺らいだ目線と 透ける向こう側

風に舞った 綿毛のように薄く

次に咲き乱れるまで旅、度をする

 

煩いからトを付けて 警告音に

Siren

鳴り止まない 好奇心と余る秋

(Silent)

パッと光付く ハートのエース

(Trump)

種も仕掛けも ご覧の有様だから

(Patolamp)

 

どうだいColorに 目元眩ませ

エモに自分を酔わせる

適当 「何もしていない」

何もしてないから 嘘吐き

 

ちょっと待って

遅すぎたんだね ptn.

 

 

 

AIUCHI

 

 

 

勝った負けたの

どんぐりは競った

今日も 神が笑ってる

 

どっちかっていうと

君の方が強いよ

認める君も強いよ

 

相対愛

ぶつかり合おう

ここに宣戦布告だ

相対哀

噛み合わせよう

既に狼煙を上げた

 

この差ってなんなの?

どんぐりは転んだ

今日も 空は泣いている

 

どっちかっていうと

君に勝たせてあげたい

そんなこと知る由もない

 

I 対 I

せめぎ合おう

次は降伏宣言だ

哀対哀

被害者はどっちだ

正解はなかった

 

「あいづち」が

「あいうち」に

2つが1つになったから

 

愛VS愛

解決を目指して

最後に平和条約だ

空いた畏愛

歩み寄るのだ

 

2人で勝ちを掴むんだ

敵はそこじゃない

あとは理解と境界を

定めて心を打つだけ

 

近すぎて的は混乱

一歩引いて愛を打つだけ

 

 

 

October

 

 

 

October the mellow time

落ち着く 部屋の窓際

咲いている 花弁のひとつ

本を開いて 愛を探す 昼下がり

 

走る車に 魔法をかけて

葉に変えて 吹き飛ばそう

少しは 楽しい世界になるだろう

後始末は 神に任せて

僕らは 公園で 遊ぼうか

 

掠れた新聞紙 敗れた阪神

時代を遡り 見えた首相の発表

たかが功績なんて されど

今の自分を作って 囲って

黙っていたけど 話そうか

 

October the night goes on

月明かり 街のたたずまい

止まっている 時計塔

黒に化けた 自分を見つめ

ピースをかざし 探す 夜明け前

 

神様の居ない間に 次の悪戯を

企み 笑う仲間の顔が 思い浮かぶ

次は 何に変えようか

次は 何に変わるだろうか

難易度を 度外視して 見ていた

 

荷物を運び 詰め入れ 一礼

持ち出した 過去は

古すぎないか それだけが

ただただ 心配で 忘れないだろうか

この日を この夕日を

 

カノン進行が 流れる

止まらないように

点線を 繋ぎ合わせて

思い出している

8番目の月 光り輝く

 

October the empty season

木漏れ日 変わりゆく

自然に 変わる 気持ち

流れている 流れている

季節に 追い付けない 

 

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